高さ20×幅8×奥行5cm 素材:クス材 着色:古色塗り
注)円空仏は通常背面は彫りません。
普賢菩薩は、釈迦如来の慈悲行を象徴する仏として、智恵を受けもつ文殊菩薩とともに 釈迦如来の脇侍として配されることの多い仏です。単独で祀られる像には、法華経を守る仏として、合掌して白象に乗る姿で表される像を多く 見ることができます。普覧菩薩は、六波羅蜜(菩薩の修すべき六種の行)のうち、心の安定を修する行の禅定を つかさどる仏であるとされ、また、普賢菩薩の「普」は遍(あまねく)一切をさし、 「賢」は最妙の善をさすといわれ、一切にわたる最もすぐれた善を説く菩薩で、密教の大日如来 と徳を表現する金剛サッタと同体異名ともされています。円空原作は30cm:円空美術館蔵(岐阜市)
<古色塗りについて>
伝統工芸の世界では、新しく制作した作品をわざと古びた色合いに仕上げることがあり、このような技法を「古色塗り」と呼んでいます。しかし、黒っぽく塗れば古色になるという単純なものではありません。より自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、円空工房Zの作品は独特な技法で古色塗り効果を実現しました。
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