十一面観音坐像(35cm クス材 着色)
高さ35×幅20×厚み10cm(素材:クス 着色:古色塗り)
注)円空仏は通常背面は彫りません。
苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に10の顔があり、あらゆる方向を見つめて苦しんでいる人々をなだめたり怒ったり、励ましてくれたりするといわれています。現世利益と死後成仏という様々なご利益があり、延命、病気治療などを願って多く祀られるようになりました。
円空作の十一面観音坐像は散見されますが、大作は見当たりません。このページでは秋田県に残る観音菩薩坐像を基に堂々とした十一面観音坐像を提案します。ベースに採用した観音菩薩坐像49cm(秋田県藏)は円空が彫った移動に渡る途中(寛文7年;1667年)に残した作品でそれ以降の作品より丁寧なつくりです。
<着色について>
当店では作品をより自然で古びた「古色蒼然」とした質感に仕上げるために、独特な技法を用いています。
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