馬頭観音(30cm bt1705)

大きさ:幅13×厚み7×高さ30センチ 素材:クス 着色:古色塗り

注)円空仏は通常背面は彫りません。

江戸時代までは街道の往来は人力以外では馬や牛に負うしかありませんでした。不幸にして往来で病や、力尽きて倒れた牛馬は多かったことでしょう。永年働いてくれた彼らの霊を慰める為に街道には多くの馬頭観音が祀られました。現代社会でも人々に役立つ生涯を送った家畜、長年飼い主を慰めたペット、逆に人間の都合で駆逐された野生動物などの多くの魂を祀り慰める人々が多くおられます。原作モデルは龍泉寺蔵の馬頭観音112㎝です。頭上に馬頭を刻み、両手を合掌させた、深彫りの威圧と尊厳を備えた堂々とした優作です。










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