馬頭観音(16cm bt0923)

高さ16×幅5×奥行3cm 素材:ヒノキ 着色:古色塗り

注)円空仏は通常背面は彫りません。

江戸時代までは街道の往来は人力以外では馬や牛に負うしかありませんでした。不幸にして往来で病や、力尽きて倒れた牛馬は多かったことでしょう。永年働いてくれた彼らの霊を慰める為に街道には多くの馬頭観音が祀られました。現在では農作物を荒らす猪など野生動物を駆除していますが、彼らの霊を慰める為にお堂を造り馬頭観音を祀る人たちがおられます。その他にも、大学の実験室などで解剖などで人に役立つ為に殺される動物や養蜂家では多くの蜜蜂の命と引き換えに美味しい蜂蜜を得ています。牧場では長年愛しみ育てた家畜で生計を立てています。このように、永年働いてくれた彼らの霊を慰める為に小さなお堂や仏壇を造り馬頭観音を祀る人たちがいることを忘れてはなりません。








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